会社を辞めたいけど、伝える勇気がないよ。
退職代行ってよく聞くけど、大丈夫なのかな。。。
こんな悩みを解決します。
この記事を読むと、こんなことがわかります。
- 退職代行とはなにか
- 退職代行のメリット・デメリット
- 退職代行に依頼するタイミング
会社を辞められず悩んでいる人にとって、退職代行は最後の切り札。
ですがwebで検索しても、退職代行のデメリットを十分伝えていない記事が多いです。
心身共に限界なのに、退職代行で失敗してしまったら、あまりに辛すぎます。
本記事では退職代行のデメリットを中心に「退職代行で失敗しないための情報」を解説します。
理系でメーカー勤め10年以上の調査力・分析力を活かし、
忖度なしの本音情報をお伝えします。
【概要】HSPは退職代行に頼ってもいい|ただしデメリットを知ってから利用しよう
先に、本記事の概要をお伝えします。
- 多くの退職代行は「退職成功率100%」だが「トラブルなし100%」ではない
- トラブルを避けるなら、運営元が「労働組合 or 弁護士法人」である退職代行を選ぶべき
- 弁護士法人は過剰スペックで料金もかなり高い
- 労働組合が最適な選択
- 有給休暇が残っていなくても今日連絡して今日から会社に行かなくて済む
- おすすめの退職代行会社(運営元:労働組合)は、【退職代行ガーディアン】
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トラブルのリスクを下げるには、どの退職代行会社に依頼するかが重要です。
こちらの記事を活用ください。
退職代行とは
退職代行とは、本人に代わって退職の手続きを進めてくれるサービスです。
具体的には下記をやってくれます。
- 退職を会社に伝えてくれる
- 会社からの連絡の窓口になってくれる
- 有給消化、残業代支払いの交渉をしてくれる
- 退職に伴う悩みごとの相談を受けてくれる
退職までをすべてサポートしてくれる、というサービスです。
最近の調査でも、退職代行が一般化していることがわかりますね。
退職代行の種類・料金
退職代行には3種類あり、できるサービスと料金が違います。
結論としては、退職代行を依頼するならば「労働組合の退職代行」を強く推奨します。
民間業者の 退職代行 | 労働組合の 退職代行 | 弁護士の 退職代行 | |
会社への代行連絡 | 〇 | 〇 | 〇 |
退職手続サポート | 〇 | 〇 | 〇 |
会社との交渉 | × | 〇 | 〇 |
裁判での代理人 | × | × | 〇 |
料金相場 | 1~5万円 | 3万円 | 5万円+オプション |
おすすめ度 | トラブルリスク高 | バランス良い | 安心したい人向け |
民間業者の退職代行 (選んではいけない)
会社単体で、代行業をやっています。
最大の欠点は「会社との交渉ができない」ことです。
何が困るかというと、会社から交渉事を申し込まれたとき代行業者が対応できない。
あなたが直接会社とやり取りしなければならないことです。
下記の通りで、日常的に起こりうる交渉のためリスクが高いです。
- 退職時期の交渉
- 有給消化の交渉
- 退職代行の拒否
労働組合の退職代行
労働組合が行う退職代行は「会社との交渉」が可能です。
そのため、会社から交渉事が来ても代行業者さんに対応してもらうことができます。
また、有給消化等の交渉もやってもらえるため、結果的に「多くのお金を得て」辞められる可能性が高いです。
デメリットは、2点あります。
- 退職代行の実績が会社により違う
- 裁判沙汰になったとき代理人になれない
「退職代行の実績が会社により違う」
労働組合が行う退職代行会社もたくさんあります。
その中で、信頼できる会社に依頼する必要があります。
結論としては【退職代行ガーディアン(一律24,800円)】さんをおすすめします。
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退職代行を解説する記事は多いですが、退職代行会社に忖度して悪い情報を書いていないものがほとんどです。
こちらの記事を活用いただければと思います。
「裁判沙汰になったとき代理人になれない」
基本的に、裁判沙汰になることはないので気にしなくてよいです。
ちなみに、裁判になった例としては、
Xが、入社間もなく病気を理由に欠勤し辞職したことから、A社との契約は解約された。そこでYは、1,000万円の得べかりし利益を失ったとして、Xと交渉。以下略
引用元:裁判例|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
突然会社を辞めることで、会社の大きな契約が水の泡になるようなケースです。
なお、退職代行を利用することが理由で裁判になることはありません。
そもそも今、急に辞めて大丈夫か?と心配な方は、ぜひ退職代行に問い合わせてみると安心です。
電話やLINEでの相談までは無料でできます。
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弁護士の退職代行
裁判になった時も対応できるという点もよいですが、一番は「サポートの質が保証されている」ことがメリットです。
最難関国家資格である弁護士資格を持っているということで、実力は最低限保証されているでしょう。
ただし、デメリットとしては2つあります。
- 連絡がおそめ
- 費用がかなり高い
連絡が遅め
ほかの退職代行会社さんは、24時間対応をしているところがほとんどです。
一方で、弁護士法人は退職代行に専念しているわけではないので24時間対応ではありませんし、連絡は遅いようです。
切羽詰まっている人には向いていないでしょう。
費用がかなり高い
弁護士の退職代行に依頼するなら、実績があり費用が比較的安いこちらがおすすめです。
→弁護士法人みやび
基本料金は5万5千円ですが、オプション費用が回収の20%と高い。
例えば、有給20日+退職金100万でたとしたら、5万5千円 + (1万×20日+100万)×20%で 30万円近く抜かれてしまいます。
退職時に会社と揉める確率はとても低いです。
労働組合でも有給消化等の交渉はできます。
代わりの手段があるのに、安心代として弁護士さんに高額を払うにはちょっとやりすぎかなと思います。
ここまでをまとめます。
- 会社と交渉ができて、料金もそこそこの「 労働組合の退職代行 」がおすすめ。
- どうしても心配な人は「弁護士の退職代行」を選ぶのもあり
- ただ労働組合と弁護士で、安心感に料金差ほどの違いはない
タイトル | 代行業者の 退職代行 | 労働組合の 退職代行 | 弁護士の 退職代行 |
退職手続サポート | 〇 | 〇 | 〇 |
会社との交渉 | × | 〇 | 〇 |
裁判での代理人 | × | × | 〇 |
対応のスピード | △ | 〇 | × |
料金相場 | 1~5万円 | 3万円 | 5万円 + オプション |
おすすめ度 | トラブルリスク高 | バランスが良い | 安心したい人向け |
おすすめの会社さん (クリックするとHPいけます) | ダメ | 退職代行ガーディアン | 弁護士法人みやび |
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退職代行のデメリットがわかりにくい理由
退職代行について、すでに調べた方は感じたかもしれませんが、
デメリットがとても分かりにくいです。
わかりにくいというより、悪い情報があまり出回っていない、ということ。
理由は下記の通り推察しています。
- 退職代行会社のHPで悪いことは言わない
- 退職代行を使う人は、優しい人が多い
退職代行会社のHPで悪いことは言わない
これは仕方のないことですが、会社HPでは良い口コミしか使いません。
成功談の参考になりますが、どんなトラブルがあるのかについては一切参考にならないんです。
そして「嘘じゃないけど、誤った認識を持たせる表現」が多いので注意しましょう。
特に注意いただきたい表現は2つあります。
- 退職成功率100%
- 弁護士監修
退職成功率100%
注意していただきたいのは、退職の成功が100%であってトラブルなし100%ではないこと。
退職そのものは「交渉するものではない」、「従業員の強固な権利」です。
だれがやっても退職はできます。
トラブルなし100%ではないことに注意しましょう。
だからこそ、どの退職代行会社に依頼するかが重要なんです。
弁護士監修
弁護士が監修しているのは「退職代行会社が違法なことをしていないか」です。
そして、監修しているだけで一緒に働くわけではありません。
つまり、弁護士さんが、あなたの案件をやってくれるわけではないのです。
ときどき、「弁護士が代行をしてくれる」と勘違いして誤った内容を伝えているWebライターさんも見かけます。
重要な判断ポイントは、弁護士監修か否かではなく、「労働組合or弁護士法人」いずれかに該当するかです。
退職代行を使うのは、優しい人が多い
何かサービスを申し込もうとしたとき、デメリットをたくさん知っておきたいですよね。
でもなかなか悪い口コミが見つかりません。
なぜなら、退職代行を使う人は自分で伝えるのが苦手な優しい人が多い。
そのため、悪い口コミが少なくなってしまうんです。
ですが、退職代行は一般的に利用されるようになってから日が浅いのです。
いろいろな業者さんがいるのでトラブルがないわけがありません。
いくつかご紹介しておきます。
宣伝にかなり力を入れていて、売り上げを伸ばしている「退職代行SARABA」という会社は、リスクが高そうです。
おはようございます。
— おかもも|月収益3万円メンヘラブロガー (@okamomo_san) February 9, 2021
昨日で最終出社日から2ヶ月経ちました。退職日がわかるまで1ヶ月以上かかる、源泉徴収票を送ってこないなど、会社に対する不安や不満はたまる一方です。そして退職代行に対する不満も。退職代行業者がひどすぎて悲しいです。
涙止まらないので今日はもう動きません動けません🛌
おかももさんは「SARABA」を利用されていますが、不満爆発なようです。
1名無しさん@引く手あまた2020/02/26(水)
sarabaで有給全消化退職依頼したのに、一日も消化せず退職してて草その事でLINEでキレたらLINEすら繋がらなくなってオワタ
引用元:(悲報)ワイの退職代行 有給を10日残し退職に成功 (5ch.net)
もちろん「退職成功」はしていますが、トラブルを回避したいところですね。
退職代行を利用するデメリット
退職代行を利用するデメリットはあります。
きちんと理解し、対策しておきましょう。
- 会社で悪評が立つ
- 世間体が悪い
- 会社に申し訳ない
- お金がかかる
- 怪しい退職代行業者が多い
では解説していきます。
会社で悪評が立つ
会社で悪評が立つのは避けられないでしょう。
退職代行を利用する人が増えているとはいえ、「辞めるなら本人が直接いうべきだ」という人が多いのは事実です。
対策
会社関連の人との交流を断ちましょう。
会うことがなければ、悪口を言われたところで痛くもかゆくもありません。
だって、耳に入ってこないのですから。
世間体が悪い
退職代行を使ったらしい。
そんなことを言われたら、いやですよね。
苦しんだ背景が伝わらずに、退職代行を使ったことだけが広まったら困ります。
対策
退職代行を使った事実は、会社以外には知られることはありません。
利用したことは、自分の黒歴史として墓までもっていきましょう。
ただ、もしも同じ苦しみを持っている人がいたら、経験談を伝えてあげてください。
会社で苦しんでいる人を、本当に救えるのは、同じように苦しんだ人だと思います。
会社に申し訳ない
HSPさんは責任感が強いので、会社に申し訳がない、という気持ちで踏みとどまる人が多いです。
また、自分のポンコツさで今まで会社に迷惑をかけて、退職代行を使ってさらに迷惑をかけるのか。
そう思ってはいませんか。
私も、会社から離れるときは、同僚に迷惑が掛かるので申し訳ないなと思っていました。
対策
精神論で申し訳ありませんが「あなたの人生の一部を壊した会社に気を遣う必要はない」という考え方を持つことです。
辞めることで、会社に多少の迷惑は掛かります。
人員の補充、当面の業務のやりくり。
ですが、あなたを退職代行を選ばせるまでに追い詰めた会社にも非があります。
会社はあなたを社員として「採用」しています。
私自身も「会社に迷惑が、、、」と言ってたところ、奥さんが
「うちの旦那さんをこんな風にした会社に気を遣う必要なんかない!」
そう言ってくれました。
私はそう思えませんでしたが、普通の感覚なら気を遣わなくていい状況なのでしょう。
お金がかかる
退職代行で3万円前後かかります。
辛い状況を打開する手段としては、高くない金額だと思います。
怪しい退職代行業者が多い
退職代行が一般化してから日が浅いため、質の悪い退職代行業者がいます。
法律に抵触するような行為を行いトラブルに発展するケースがあります。
対策
きちんと会社の状況をしらべれば質の悪い業者を回避することができます。
退職代行会社を選ぶ基準は、下記の通りです。
- 運営元
- 設立年度
- 信頼性
- 会社の風土
- 評判
これらを調べてみると、質の悪い会社は見えてきます。
代行業者17社を調査したうえで、安心して推奨できる「退職代行ガーディアン(一律24,800円)」さんのリンクを置いておきます。
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退職代行業者を調査した結果を記事にしています。活用してください。
退職代行を利用するメリット
これまでデメリットについて説明してきましたが、きちんと対策すればリスクを抑えられます。
もちろんデメリットを0にできるわけではありません。
ですが、デメリットを上回るメリットを得られるといえるでしょう。
下記メリットが挙げられます。
- 「会社を辞められない」から抜けだせる
- 会社に行かずに辞められる
- 有給消化の交渉ができる
ひとつずつ解説していきます。
会社辞められないから抜けだせる
一番おおきなメリットです。
みなさんは、会社を辞めたいと思ってからどのくらいの期間が立っていますか?
今の会社で働き続けるのは無理、だけど辞められない。
そんな自問自答を続けていませんか。
ですが、退職を上司に伝えるのはとても難しいことです。
それを「退職代行への連絡」に替えることで、心理的なハードルを下げられる。
辞めるのは、とても勇気がいるチャレンジです。
退職代行は前に進む一つのきっかけです。
会社に行かずに辞められる
会社に行くのが無理だ、、、と思い出してから、なかなかメンタルを持ち直すのは難しいです。
退職代行を利用すれば、会社との窓口をすべて受けてくれます。
退職代行という第三者を通して連絡を取ることで、会社としてもあなたとしてもストレスを軽減できるはず。
有給消化の交渉ができる
実は、ここは大きなメリットです。
有給消化は、従業員の「権利」にもかかわらず、人の良心や責任感につけこんで有給消化しないまま辞めさせる職場が多いのです。
退職代行は、ブラック企業ではない「普通の感覚(有給消化をしてから辞めて当然)」を持っていますので、きちんと職場と交渉できます。
退職代行費用は発生するものの、有給消化分を考えるとトータルではお金がプラスになるケースが多いのです。
退職代行をお願いするタイミング
結論としては、「今」で大丈夫です。
退職代行を利用したのであれば、その後に会社へ行きたくないですよね。
民法上、正社員であれば退職まで2週間必要です。
退職代行をお願いした後は、2パターンあります。
- 有給休暇が残っていれば2週間 有給をとって辞める
- 有給休暇がなければ、2週間欠勤してから辞める
欠勤といっても、「休みます」という連絡が入るので、「無断欠勤」とは違い問題ありません。
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社会保険給付金の利用と併用もおすすめ
退職代行で会社を辞めた後のことについて、どう考えているでしょうか?
それどころじゃないよ、という方が多いと思います。
そんな方に知っておいてほしい国の給付金があります。
「傷病手当金」といい、給与の2/3を最大1年6か月受け取ることができる給付金です。
細かな条件はありますが、
平たく言えば、1年以上働いていて退職代行を使うか悩んでいるサラリーマンは受けとる資格があります。
実際に私は、傷病手当金を受け取っている間に、心身を整え、次の働き方への準備をしています。
もしも、「傷病手当金」を知らないよ。という方がいれば、必ず下の記事を一度読んでください。
読まずに辞めると、絶対後悔します。
傷病手当金の給付は複雑ですが、サポートしてくれる会社もあります。
【まとめ】 HSPは退職代行に頼ってもいい|ただしデメリットを知ってから利用しよう
まとめです。
- 多くの退職代行は「退職成功率100%」だが「トラブルなし100%」ではない
- トラブルを避けるなら、運営元が「労働組合 or 弁護士法人」である退職代行を選ぶべき
- 弁護士法人は過剰スペックで料金もかなり高い
- 労働組合が最適な選択
- 有給休暇が残っていなくても今日連絡して今日から会社に行かなくて済む
- おすすめの退職代行会社(運営元:労働組合)は、【退職代行ガーディアン】
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傷病手当金の給付は複雑ですが、サポートしてくれる会社もあります。