HSPがマウンティングされやすい原因と実践的な対策4選

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会社の先輩からマウンティングされてつらいよ
マジ地獄なんですけど

こんな悩みを解決します。

この記事を読むとこんなことが分かります。

  • HSPさんがマウンティングされやすい原因
  • マウンティングする人の心理
  • マウンティングに対する実践的な対策

HSPが社会に出てから困ることの一つに「マウンティングされる」ことがあります。

インターネットでもマウンティングされる原因や対策は見つかります。ですが、わかるけど、わかってはいるけど、対策をそのまま実行できたら苦労していないよ。と思う人も多いはず。

記事では、私が実経験を通じて深堀したHSPが仕事でマウンティングされやすい原因と実践的な対策をまとめました。

マウンティング、超辛いですよね。なんであんなことするんでしょうか。
この記事を読んで、マウンティング地獄から抜けましょう。

※記事でのマウンティングとは「仕事でちょっとしたミスを強く・長く詰められること」としています。

目次

【結論】HSPがマウンティングされやすい実践的な対策4選

先に、結論として対策を記載しておきます。これらの対策を実践するための手順は長くなるので記事をご確認ください

  1. 「マウンティングする人と距離をとる」
  2. 「肯定・否定・受け流す」ではなく「質問返し」
  3. 「辛いことを周囲に知らせる」
  4. 「相手を気の毒だと思う」

HSPが仕事でマウンティングされやすい原因

原因はHSPの特徴がマウンティングする人にとって好都合であるためです。

HSPの特徴
・マルチタスクが苦手でミスが多い → マウンティングのきっかけが多い
・辛くても我慢する → 長期的に攻め続けられる
・相手を肯定する → 攻めて気持ちがいい

悲しいですが、HSPはマウンティングする人の大好物なのです。

ターゲットになると状況は悪化してしまう

マウンティングされ続けると、下記の通り仕事のパフォーマンスが落ちます。

・頭の回転が鈍る
・声が小さくなる
・自己否定感が増大
・怒られないようにする、だけを考えて生きる
・仕事に行きたくなくなる

そして負のループに落ちます。 仕事のパフォーマンスが落ちる → さらに怒られる → 仕事のパフォーマンスが落ちる → さらに怒られる

もちろん自分の能力不足を認識し、改善する努力をしていると思います。ですが、相手とは思考のステージが違うので、いくら悩んでも解決に至らないことが多いです。

もしも、精神的にやばくなってきた人がいたら、念のためこちらの記事も読んでみてください。

HSPさんをマウンティングする人の心理

できない部分に自然と目が行く。指摘したい気持ちが止まらない」という心理です。

実は私も、マウンティングする人の心理を体験したことがあります。(もちろん、やっていません)

私は仕事でポンコツなのですが、さらに仕事をうまく進められない人と組んだときのことです。

あるとき、私がお願いしていたことを期限内にやっていないことがありました。

まぁ仕方ないかと思いつつ一緒に仕事をしていましたが、徐々に自分の中の変化に気づきました。

  • 相手のできていないところに、よく目が行くようになる
  • できていないところを指摘したくて心がうずく

おそらくこれが、マウンティングする人の心理です。

他の人が同じことをやっても怒られないのに、なぜ自分のときだけ怒るのか?という経験はありませんか。

それは、あなたは「よくミスをするという偏見」を持たれているからです。

一度持たれた偏見はなかなか消えないため、一度マウンティングの対象になると抜け出せないのだと思います。

よって、相手との距離を取ることが最も効果が高いと言えるでしょう。

マウンティングの対策① 距離をとる【根本解決】

効果絶大★★★★★ 難易度★★★

距離をとることが根本解決の唯一の道です。

他の方法も紹介しますが、マウンティングの辛さを弱める効果しかないと思ってください。

マウンティングする人と距離をとるには上司に働きかけて配置を変えてもらうしかありません。

上司への直談判が最も効果的だと思いますが、そんなことを簡単にできる人はマウンティングされていません。

そこで、私が推奨する方法を具体的に記載します。

STEP
マウンティングが辛いことを周囲と共有する

周囲に辛い気持ちを共有することで、いろんな場面でフォローしてくれます。

気持ちを共有する手段として、マウンティングをされた後の「行動」に下記のアピールすることをおすすめします。

  • 声を小さくする
  • うつむきがち
  • 口数を減らす

アピール?演じるなんて嫌だ。

と思う人もいるかもしれません。ですが、「辛いです」と言葉にするのは意外と難しいですよね。

「大丈夫?」と聞かれると「大丈夫です。」と答えてしまいがちです。

また、思った以上に周りの人はあなたのピンチに気がついていません。

私は、なるべく平常心を保とうと頑張っていた部分もありますが、「メンタルめっちゃ強いね!」と言われたことがありました(私は絹ごし豆腐メンタルです)。

基本的には、周囲の人もマウンティングが良くないことに共感してくれますし、ときどき守ってくれます。

そして、人間関係を大事にする上司であれば、もしかしたらstep.1だけで仕事を変える決断をしてくれるかもしれません。

注意点ですが、マウンティングしている当事者がいないところでアピールしてください。

理由はこの通りです。

  • マウンティングする人は、めそめそしている人が嫌いなのでエスカレートする恐れあり
  • 当人がいると、周囲の人もフォローしずらい
STEP
信頼できる人に相談する

信頼できる人に相談し上司に伝えるべきだと背中を押してもらいましょう。

自分一人の意志で「上司に言おう」と動くのは難しいです。

なぜなら、自分だけが辛いんじゃない、他の人も頑張っている。自分の能力が低いのがいけないんだと思うからです。

確かにそれは間違ってはいないかもしれません。

ですが、あなたも頑張っています。いいところもあります。能力が低い人は他にもいます。大丈夫です。

信頼できる人に相談しましょう。可能であれば、職場のできるだけ近い人に。

きっと、あなたの状態を理解し背中を押してくれるはずです。

step1,2で、上司に伝えるための土台はできました。

  • つらい状況を全員が認識 (step.1の効果)
  • 上司に伝えてもいいのだという支持を得る (step.2効果)
STEP
上司に辛い状況を伝える

可能であれば、相談した人から事前に上司へ一言伝えてもらうといいでしょう。

それが難しければ自分から上司に伝えます。

伝え方も直球では言いにくいので、具体例を示します。例えば上司「どう最近?」など聞かれたタイミングで

上司「どう最近?」
私「いやーちょっと辛いっすね」
上司「えー、なんでよ」
私「〇〇さん辛いっす」
上司「ん-、まぁ今はしんどい時期だしね」
私「もう実は無理かもしれないです」
上司「うーん、そうかー。」
私「仕事変えるのはむりですか?」
→これで上司が動いてくれると嬉しい

これでうまくいかないときは、他の人にも動いてもらうように巻き込む、がよいと思います。

もしも、どうにもこうにもマウンティング野郎と距離をとれないようであれば、「異動・転職・休職・退職」という手段に移ることも考えてみてください。下記関連記事にそれぞれのメリット・デメリットをまとめています。

マウンティングの対策②質問返しをする 【すぐ実践できる】

効果★★☆ 難易度★★☆

距離をとることが最も効果的といいましたが、実際やるとなると時間もかかりますし難易度も高いです。

そこで、すぐ実践できる方法として「質問返し」をおすすめします。

マウンティングは、相手が求めている唯一の正解を回答するか、相手がもういいやとあきらめるまで終わることはありません。

『受け流す』という策は「ちゃんと聞いているのか!?わかっているのか!?」と、ヒートアップされる可能性もあります。

『反論』という策は、マウンティングする人には言い負かされたくないというプライドがあるため、論破するまでヒートアップする可能性があります。

『肯定』しても、話が長くなるほど「ボロ」が出てそれを火種にヒートアップ。

なかなか難しいのです。

そこで、『質問返し』です。お互い分かっていないことについて「〇〇は、どう思いますか?」と質問します。そうすると、相手が考えるターンになるので一旦攻撃はやみますし、一緒に考える仲間としての位置関係になることで、マウンティングが収まりやすいです。

でもやりすぎると、自分で考えろと怒られるので注意です。

マウンティングの対策③辛いことを周囲と共有する  【すぐ実践できる】

効果★★☆ 難易度★★☆

すでに、辛いことを周囲と共有することについては記述したので、ポイントだけおさらいします。

  • 「辛い」と言葉にするのは難しい。行動で辛いことをアピールする。
  • 例えば、声を小さくする、うつむきがち、口数減らす
  • アピールはマウンティングしている当事者がいないところでやる

基本的には、周囲の人もマウンティングが良くないことに共感してくれますし、ときどき守ってくれます。

私のときは同僚の先輩がやんわりその場を収めてくれたり、あとでこっそり「注意の度が超えているよね、ありえないよ。さっきのお前は悪くないから」とフォローいただくことがありました。

私は周囲の人がマウンティングを快く思っていない事実を知り、気持ちが楽になったのを覚えています。

そして、マウンティングはいけないことだということを自分でも認識できたことできました。(それまでは自分だけが悪いと思っていました。)

信頼する先輩に相談し、部署異動できるように上司への働きかけをすることで仕事を変えてもらうことに成功しています。

マウンティングの対策④ 相手を気の毒な人だと思う  【すぐ実践できる】

効果★☆☆ 難易度★☆☆

これはこのまま実践可能です。

基本的には、マウンティングをとる人はどこでも同じことをしています。

あなたが他の仕事に移れば、また他のターゲットを探していることでしょう。

そういう人は、基本的には周りからも本当の信頼は得られていない気の毒な人です。

とはいえ、相手を気の毒に思ったところで、マウンティングされて辛いのは変わらないですね。おまじない程度に。

HSPが仕事でマウンティングされやすい原因と対策のまとめ

まとめ

「原因」

  • HSPの特徴がマウンティングする人にとって好都合である。

「対策」

  1. 「マウンティングする人と距離をとる」
  2. 「肯定・否定・受け流す」ではなく「質問返し」
  3. 「辛いことを周囲に知らせる」
  4. 「相手を気の毒だと思う」

あまりにつらいようであれば、「異動・転職・休職・退職」という手段に移ることも考えてみてください。

関連記事にそれぞれのメリット・デメリットをまとめています。

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著者

こんにちは、ねこまるです。
強度HSPで、2021年6月に適応障害になり休職中です。10年以上、化学メーカーでサラリーマンをしてきた経験を活かして、仕事が辛いHSPさんの悩みを解決する記事を書いています。ブログのコンセプトは「精神論やきれいごとで状況は変わらない。具体的に行動に移せる解決法を提案する」こと。

皆さんの人生のつらさを減らせるように、心を込めて記事を書いていきます。

本ブログの引用に許可はいりません。ただしこのページにリンクを張っていただきますようお願いします。

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