西川エアーっていうマットレスがいいって聞いたけど、ちゃんと調べたい!
お金を出すからには後悔したくない!
こんな悩みを解決します。
この記事を読むと下記のことが分かります。
- 西川エアーというマットレスは、どんなものか
- 他の高級マットレス(airweave、トゥルースリーパー)との違い
- 西川エアー マットレスの口コミ・評判
- 西川エアーを7年間使い続けた感想
- 西川エアーの種類と選び方
- 西川エアーを最安で買う方法
西川エアーは高級品です。高額を出して、寝心地が変わらなかったら悲しすぎます。
そうならないように、西川エアーについてしっかり知ったうえで購入するかどうか判断した方が良いと考えています。
この記事は、ネットのどのサイトよりもAiRのことを徹底的に調べあげました。AiRの購入を考えている人のためのお役に立てば幸いです。
理系大学院卒・メーカー勤務10年以上の分析力を活かした調査と、実際に寝て確認した感想を踏まえて解説します。
西川AiRマットレスとは?
以下の4つの特徴を持ったマットレスです。このうち2つはAiRが特化しています。
- (AiRだけ!)睡眠時の血流を妨げにくくする
- (AiRだけ!)仰向きだけでなく、横向きにも対応
- 通気性が良い
- デザインが良い
ではそれぞれ解説していきます。
(AiRだけ!)睡眠時の血流を妨げにくくする
他のマットレスは「面」で支えるのに対して、「点」で支える独自の凹凸構造と、クッション性に優れたウレタン素材と組み合わせで、他のマットレスにはない体圧分散を達成しています。体圧分散により睡眠時の血流を妨げにくくすることで、下記の効果が期待できます。
口コミでも「肩こり解消」「腰痛解消」を挙げている人が最も多いです。また私自身も、AiRの一番の特徴は体圧分散による血流を妨げにくくする効果だと思います。寝てみてびっくりするのは、体圧分散による独特な浮遊感です。説明が難しいのですが、普通寝るとき、布団との接地面で圧を感じますよね。あれがほとんどないんです。
下図は、AiR(エアーSI)と一般的な寝具の圧力分散を示したものです。一般的な寝具は腰と背中に強く圧力がかかっていますが、AiRでは圧力が分散されています。圧力がかかると血流が滞る、分散されれば血流がスムーズに流れるので痛みや疲労回復に良いのが納得できますね。
(AiRだけ!) 仰向きだけでなく、横向きにも対応
意外と知られていない特徴ですが「横向き寝」の人におすすめなんです。上図の通り、 一般的な寝具は腰が黒くなるほど圧力が強くかかっていますが、AiRでは横向き寝でも圧力が分散されています。 実は、他のマットレスでは快適な「横向き寝」が難しいんです。以下の表で説明します。
AiR | 低反発 (トゥルースリーパー等) | 高反発 (エアウィーヴ等) | |
仰向き寝 | 体圧分散 | やや沈みすぎる | 姿勢保持 |
横向き寝 | 体圧分散 | やや沈みすぎる | 硬い |
寝返り | 適度な反発 | 反発力低い | 反発力強い |
体圧分散が良い柔らかいマットレスだと、お尻など重い部分が沈み込んで腰痛などにつながりやすく、反発力が低いので寝返りしにくい(寝姿勢を変えにくい)。一方、硬い高反発マットレスでは、肩やお尻などの人体の凸部だけで身体を支えることになり、特に圧力のかかりやす横向き寝では痛くなってしまいうんです。
AiRは、点接触という他にない手法を使うことで「圧力分散と適度な反発」を両立し、仰向き・横向きどちらにも対応できるんです。
西川AiRとエアウィーヴとトゥルースリーパーの比較についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
→徹底比較|西川AiRとairweaveとトゥルースリーパーを実際に寝て比べてみた
通気性が良い
ウレタンは通気性が悪いという弱点を、凹部・スリットを多数入れることで良好な通気性を持たせています。
下図のように、凹部・スリットで空気の対流を作りムレを防止します。かなりスリットが多いのですが、AiRは多層構造になていて、下部の硬いウレタン層により体を支えることができます。かなり作りこまれた設計ですね。
口コミで通気性の良さも挙がっています。私自身も、体との接触点であまり蒸れを感じませんし、むしろ通気性が良すぎて冬場少し寒いかなと思うこともあります。
デザインが良い
マットレスでありながら、数々のデザイン賞を受賞しています。
- GOOD DESIGN AWARD グッドデザイン賞:日本
- GOOD DESIGN グッドデザイン:アメリカ
- iF design award iFデザイン賞:ドイツ
- 多いので以下略
他のマットレスと比べてスタイリッシュなデザインなのは、AiRは30代前後の若年層をターゲットとした商品であることが理由です。従来、高級マットレスはお年寄りが主な客層でしたが、AiRは若年層という新たな市場にチャレンジした先進的な商品なんです。
西川AiRとairweaveとトゥルースリーパー比較
各マットレスの特徴を表にまとめました。 価格に目をつぶれば、西川AiRが睡眠の質を上げるという観点で最も優れています。
AiR | トゥルースリーパー | air weave | |
系統 | 凹凸圧力分散 | 低反発 | 高反発 |
仰向き寝 | 体圧分散 | やや沈みすぎる | 姿勢保持 |
横向き寝 | 体圧分散 | やや沈みすぎる | 硬い |
寝返り | 適度な反発 | 反発力低い | 反発力強い |
通気性 | スリット多い | 通気性悪 | 空気率高い |
耐久性 (公式+口コミ総合) | 7~8年 | 3年 | 5~6年 |
市場評価 (楽天市場2021/8現在) | 4.54 | 4.19 | 4.44 |
価格 (公式HP) | 88,000円 | 27,800円 | 66,000円 |
- 肩こり、腰痛で悩んでいる
- 横向き寝をする
- 身体に力が入りがち
- マットレスにある程度お金を出せる
他の高級マットレス(airweave、トゥルースリーパー)との違いをもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
AiRマットレスの口コミ・評判
まずは、西川AiRのネガティブな評判・口コミをご紹介していきます。
へたるという感想
Yogiboも西川Airもへたってきたから、いろいろと刷新しようか検討中
— Yotaro Takazawa (@y_takazawa) June 13, 2021
やっぱりYogiboもウレタンマットレスも消耗品ですな
使い続ければいつかはへたってしまう、マットレスの宿命なのでしょう。私はAiRを使って7年が経過しています。寝ている感触に差は感じませんが、手で押していくと体重のかかる中央部が少し柔らかくなっている気がします。
寿命については気になっていたので調査済み(公式HP+口コミ等を総合)ですが、他の有名なマットレスと比較してAiRの寿命は長いです。
- AiRは7~8年
- airweaveは5~6年
- トゥルースリーパーは3年
高価な買い物だったので、寝る感触に影響が出てくるまでは使い続けようかなと思っています。
また、各社のマットレスの比較はこちらの記事を参考にしてください。
価格が高いという感想
さっき家具屋行ってベッドのマットレス色々試してたんだけど、これが一番良かった。クッソ高いけどほんとに腰悪いから買おうと思ってる….
— Ryo T (@dirt_master) May 19, 2021
睡眠時の体幹をサポートする特殊立体クロススリット構造。[エアーSI]マットレス|マットレスは西川の[エアー]|AiR® https://t.co/wutJsucX6O
マットレスとしては高価格帯だと思います。私は、今までイトーヨーカドーなどで汎用品(1~2万円)を購入していたので、AiRを購入(9万弱)するのはとても勇気がいりました。
購入した後の人で「値段に見合わない」といったコメントは見つからなかったので、高いなりの効果を得て満足度は高めなのだろうと推定しています。私の奥さんからも、「体調管理するグッズをいろいろ買っているけれど、AiRが一番いい買い物だったね」と言ってくれます。
通気性が良すぎて背中から冷えるという感想
去年くらいから西川のAirシリーズのマットレス使ってるんだけど通気性良すぎて背中から冷える。。。
ーみまさか @MimasakaXX 2021年4月6日
この感想は私も同感です。ウレタン素材なのにスリットを入れて通気性が良いことを売りにしていますが、特に冬場は冷えるなぁと思います。冬用の分厚いシーツをかけてしまうと、AiRの凹凸が隠れてしまい圧力分散の良さが減ってしまうのでお薦めしません。
冬場はAiRの下にマットレスを敷いて冷えを予防しています。西川さんからエアー用のニットのシーツが売っているので、こちらを使うのもよいでしょう。なお、マットレス購入時にシーツが1枚付いてきますが夏用です。
実際に使っている私から、もっと細かなデメリットについてもこちらで紹介しています。
AiRを7年間使った感想まとめ-いいところも悪いところも正直にお伝えします (記事作成中 coming soon)
西川AiRマットレスのポジティブな口コミ・評判
続いて、西川AiRマットレスのポジティブな口コミ・評判を紹介していきます。
腰痛が改善したという感想
西川airのマットレスは本当におすすめ。寝起きの首、腰の痛みが激減した。マットレス買い換えようと思ってる人は一回試してみてほしい^_^
— 澤原魁門@筋トレYouTuber (@kaito_sawahara) April 17, 2021
自分も半年前くらいに西川のAirにしたらそれから腰が痛くなることがあんまりなくなったし、怪しい時も寝て起きると治ってるようになったので、マットレスから探るの正解かもしれません……
— 貴島吉志/きっしー@外注準備中 (@kissc) July 18, 2021
一番多かった口コミは、腰痛が改善したというコメント。
腰痛の方は結構多いのですね。私は肩こりだけで腰痛はないので、AiR愛用で腰痛の知り合いとLINEをしたときのコメントをご紹介します。
私もAiR使ってます!ないと腰痛がひどくなります。トゥルースリーパーとかの低反発のマットレスは腰が沈みすぎて、逆に腰痛が悪化しちゃうんですよね。
一般論としても、AiRは適度な反発力があるマットレスなので姿勢が安定して肩や腰への負担が少ないので、腰痛改善は期待できそうですね。
肩こりが改善したという感想
嫁がひどい肩こりで敷布団がせんべい状態だったので、思い切って西川のAIRにした。相当良いらしく、「1日だけ寝させて」と頼んでも「肩バッキバキになるからイヤや」と拒否。今は肩をマッサージしてあげなくても大丈夫らしいし、朝もスパッと起きるようになった。熟睡らしい。逆に安い買い物だった。
— cactus (@dsk075) August 27, 2020
そういえばマットレスを西川のAirにしたら肩こりがほぼ治りました
— ちげ🐥 (@rorakara) February 28, 2019
私は強度の肩こりだったので、肩こり改善の効果を期待して購入しました。実際に、口コミの通り肩こりが改善しました。私の場合はとても頑固な肩こりなので、きれいさっぱり治ったわけではありませんが、1段~2段階程度よくなりました。
AiRは独自の凹凸構造で体圧を分散させます。これによって、肩回りの圧が分散されて寝ている間の血流を妨げないこと。また、圧が分散されることでリラックスしやすいという効果で肩こりが改善します。
睡眠の質が上がったという感想
睡眠の質が悪いのかな?マットレスが体に合ってなくて寝てても体は疲れてるのかもね。
— とんこつ24 (@kb240930tm3) June 13, 2021
自分も昔似た状態だったけどAIRってマットレスに変えたら睡眠の質が上がっていつの間にか気にならなくなってたよ😊
マットレス西川のAiRにしたらめっちゃ寝起き良い最高
— 泉坂つかさ@イラスト再開は夏ごろ (@tamanirakugaki) March 25, 2021
睡眠の質が上がったというコメントも多かったです。私は、寝つきと、寝起きのすっきり感が良くなったと実感してます。
Airマットレス買ってからすぐ寝ちゃう。高かったけど買ってよかった
— ぎーおー (@hamamatsu19) April 1, 2021
マットレスを西川のAIRにしてからほんとに寝起きの背中の痛み消えたな
— 天津飯が食べたい君塚🥜🍃🐟 (@kuberume) May 29, 2021
たけえもんはちげえや
やはり、価格が高いと感じている人は多そうですね。
西川AiRマットレスを使って感じた良さ
実際にAiRを購入して寝るようになってから感じた良さは、下記の通りです。
- 寝つきがよい
- 寝起きのすっきり感がある
- 肩こりが改善した
それぞれ感想をお伝えします。
①寝つきがよい
一番実感した効果は「寝つきがよくなった」ことです。
私は寝つきが悪く、布団に入っても2~3時間くらい寝れないときがよくあったのですが改善しました。というのも、寝れないときは「体がこわばって力が抜けない」ことで、なかなか体が寝るモードになってくれなかったんです。
改善した理由は、AiRの特徴である体圧分散による独特な浮遊感です。説明が難しいのですが、普通寝るとき、布団との接地面で圧を感じますよね。その圧がほとんどないので、体がリラックスしやすいんです。
下図は、AiR(エアーSI)と一般的な寝具の圧力分散を示したものです。一般的な寝具は腰と背中に強く圧力がかかっていますが、AiRでは圧力が分散されています。
②寝起きのすっきり感がある
寝起きは肩と首がバキバキになり、眠気も強い状態でしたが、AiRに変えてからすっきり朝を起きられるようになりました。きちんと寝て、身体を回復させるという当たり前のことができるようになったと感じています。
twitterでも私と同じような感想を言っている人がいますね。
おはようございます😃
— kabuyann@自己肯定ノートインストラクター (@kabuyann3) February 15, 2021
日曜日に、西川airの枕を買って、めっちゃいいです。朝起きた時の、首や肩にスッキリ感があります‼️
奮発して買って良かった~😆
今日も気持ち良く眠るため、1日頑張ろう😃#おは戦30216fk🔥
ただ、AiRを使い続けていると寝起きの状態に慣れてしまうので「最高の寝起きだー」と感じることは少なくなってしまいました。が、時々奥さんと布団を交換して寝たときに思い知らされます。「やっぱりAiRで寝せてくれ。。。」と。
③肩こりが改善した
AiRを購入するにあたって一番の理由だった肩こりが、期待通り改善しました。高価な買い物だったので、ほっと一安心しました。
理由は、AiRが横向き寝に対応している点が大きいと感じています。私は主に横向き寝するのですが、どうしても肩が出っ張ってしまうので圧がかかりやすくなります。
実は、一般的なマットレスでは快適な「横向き寝」が難しいんです。以下の表で説明します。
AiR | 低反発 (トゥルースリーパー等) | 高反発 (エアウィーヴ等) | |
仰向き寝 | 体圧分散 | やや沈みすぎる | 姿勢保持 |
横向き寝 | 体圧分散 | やや沈みすぎる | 硬い |
体圧分散が良い柔らかいマットレスだと、お尻など重い部分が沈み込んで腰痛などにつながりやすく、反発力が低いので寝返りしにくい(寝姿勢を変えにくい)。一方、硬い高反発マットレスでは、肩やお尻などの人体の凸部だけで身体を支えることになり、特に圧力のかかりやすく横向き寝では痛くなってしまいうんです。
AiRは、点接触という他にない手法を使うことで「圧力分散と適度な反発」を両立し、仰向き・横向きどちらにも対応できるんです。
高級マットレスを買うのは勇気のいることでしたが、現在は買って満足しています。AiRで寝るようになってから、肩こりは2段くらい軽くなっている感触です。
西川AiRマットレスを使って感じた悪さ
AiRにもデメリットは下記の通りです。確認しておきましょう。
- 値段が高い
- 1~2週間はウレタンのにおいがする
- 分厚いシートを敷くと効果が減る
- 立てて置きにくい
- 持ち運びは難しい
- 干せない
- 洗えない
①値段が高い
一概に価格を比較するのは難しいのですが、有名な airweaveやトゥルースリーパーに比べ価格が高いです。耐年数を考えれば損ではないですが、初期投資が大きくなる点はデメリットになります。
AiR | トゥルースリーパー | air weave | |
耐年数 (公式+口コミ総合) | 7~8年 | 3年 | 5~6年 |
価格 (公式HP) | 88,000円 | 27,800円 | 66,000円 |
②1~2週間はウレタンのにおいがする
AiRはウレタンという素材を使っているのですが、ウレタンを作るときの材料のにおいがどうしても残ってしまいます。イメージとしては、新車のにおいです。ちなみ、身体に害はないということで公式HPにも記載されていますのでご安心ください(マットレス(ウレタン)について|よくあるご質問|ふとんなどの寝具なら西川公式サイト )。
化学物質っぽいにおいなので、苦手な方もいらっしゃると思いますが、1~2週間くらいで消えるので気になる方は陰干ししてから使っていただくとよいでしょう。
③分厚いシーツを敷くと効果が減る
通気性がよいので、冬は床からの冷気が上がってきて寒いんです。冬になると、今までの布団ではもこもこのシーツを上にかけていたのですが、AiR同じことをやってちょっとショックが。
もこもこの厚いシーツを上にかけると凹凸による圧力分散効果が半減します。。。まぁ、当然のことかもしれませんが、悲しかったです。その時、付属でついてきた薄くて白いシーツの意味を知りました。元のAiRの凹凸構造を最大限に生かすシーツだったんですね。
なので、冬はAiRの下に、別のマットレス(茶色)を重ねて使っています。
また、通気性がいいといっても夏はやっぱり暑いです(AiRのせいではありませんが。。。)。避けようがありません。
我が家はお気に入りの冷感ジェルシートがあります。もともとは奥さんが独身時代持っていたもので、奪い合いになったことから私も追加で購入しました。下記のやつです。ひんやりというか、つめたーいのでお勧めです。
しかし、ここでも悲劇が。冷感ジェルシートを引くと、これまたAiRの凹凸構造の効果がなくなってしまうのです。泣く泣く、折り畳んで足元だけおいています。
④立てて置きにくい
上記の通り、折り畳めるということでホームページにも紹介があります。本体の裏面にはスリットが入っていて留めるテープもついています。
が、付属のシーツをつけるとパツパツであるので外す必要があります。また、曲げているといつの日かマットレスが裂けてしまいそうなので折り畳んでいません。私はベッドでなく床置きで寝ています。寝た後に部屋干しするため立てているのですが、やや安定感に欠けます。
ベッドの人は特に問題ないかもしれません。
⑤持ち運びは難しい
AiRを購入してからというもの、旅行先にも持っていけたらなぁと思うことがあります。ですが、普通にでかいので持ち運びには適しません。
プロスポーツ選手が空港で持ち歩いているモバイルマットレスが販売されています。移動先でも使いたいよという方がいらっしゃれば、こちらも併せて検討すると良いと思います。
⑥干せない
厳密にいえば、干すと劣化が早くなるので推奨しない、です。
外に干したふかふかでお日様のにおいのする布団がお好きな方もいらっしゃると思いますが、AiRではできません。最近の高級マットレス全般に使用されている材料は、日光で劣化します。
外に置きっぱなしの洗濯ばさみがボロボロになったことはありませんか?あれと同じ現象が起きてしまいますのでご注意ください。
⑦洗えない
AiRは洗濯機に入れて洗えないんです。洗うには専門の業者に依頼するほかありません。
そもそもマットレス全般に言えるのかもしれませんが、洗えません。そのため、汚してしまうと大変です。
我が家には娘がいるのですが、時々私の布団に入ってきます。そして、なぜだか私の布団の時に限っておねしょするんですよ。翌朝タオルでポンポンして、ファブリーズを何回もして、乾燥して、きれいになったつもりになります。最悪です。。。皆様、液ものの汚れには特にご注意ください。
ちなみに、有名な高級マットレスでは、浅田真央ちゃん愛用のairweaveが丸洗い可能です。 また、airweaveだけはマットレスが体に合わなかった場合、到着後30日以内は返品可能です。まずは試してみたいという方には良いかもしれません。airweaveと言えば、まずはこれという型番のを以下に添付しておきます。
西川AiRマットレスの耐久性
結論としては、7-8年程度のようです。
7-8年というのは、ホームページに記載の耐久性に関するQ&Aと、口コミやネット情報を総合して判断しています。なお、公式HPでは7~10年で買い替えているお客様が多いという回答です。
寿命は使い方や、使用者の体形によるところが大きいと思います。
AiRの寿命を延ばすテクニック
私、化学メーカー勤めでしたので素材の特徴を考えて対策を伝授します。
マットレスの劣化を早める原因は下記です。
- 日光
- 湿気
- 汗
- 高温
- 重さ
日光
外に置きっぱなしの洗濯ばさみがボロボロになるのと同じことが起きます。なので、日光にさらさない方が良いです。外に干さないのは当然ですが、なるべく窓からの日差しが当たりにくい場所をお薦めします。
湿気
水分を含むと、素材の分解が促進されてしまいます。また、カビが発生する恐れもありますので、毎日陰干しをしましょう。
ベッドの人は敷きっぱなしで大丈夫ですが、床に直おきするひとは毎日立てておきましょう。特に冬場は床との温度差で結露が残るので危険です。
汗
汗の成分は、素材の分解を促進します。できることには限りがありますが、必ずシーツはつけて寝るように心がけましょう。(私は時々シーツなしで寝てしまうことも、、、、)
高温
高温であるほど、素材の分解を促進するほか圧力による影響を受けやすくなります。
公式HPによると、電気毛布程度なら大丈夫とのこと。ただし、熱々の湯たんぽは避けた方が良いでしょう。
重さ
伸縮性があるので重さが掛かっても元に戻ります。戻りますが、限界はあるんです。ずーっと重いものを置いていたらへこんで戻らないことがありませんか?
対策としては、上下を交互にして寝ると延命になるでしょう。表裏を変えるという記述の記事も見かけましたが、AiRは表面しか使えませんのでご注意ください。
また、AiRの下に別のマットレスを引く場合、柔らかいものを使ってしまうと肩や腰部分に変形が集中してしまうのでやめましょう。 AiRの下に別のマットレスを引く場合、 堅めのマットレスを使うようにしてください。
8年目に入った筆者のAiRの状態
私は8年目に入ったところですが、寝心地に変化は起きていません。実際に8年目に入るAiRの写真ですが、凹凸部分にもヒビや割れなどはなし。
全体にも特に変化はなし。
何か差はないかと一生懸命触って確認したところ、手で押したときの感触が、端っこに比べてマットレスの中央の凹凸が若干ですが柔らかく沈みこみやすいことがありました。今のところは寝ているときに気づかないレベルですが、劣化が進むと寝心地に影響するのかもしれません。
西川マットレスAiRの種類と失敗しない選び方
AiRを購入するには下記を選ぶ必要があります。
- 商品グレード
- マットレスタイプかベッドマットレスタイプか
- 硬さ
- サイズ
たくさん選ぶものがあって悩みますね。でも大丈夫、この記事を順に見ていくと最終的に選ぶものを決めることができます。また、種類が多いということは、それだけAiRがお客さんに認められていて売れているということの裏返しです。
商品グレード
まず結論として、推奨する商品グレードは AiR-SI です。
商品グレード、価格、総合評価(構造、実際に寝て比較した結果)を比較した表を下に示します。(サイズはシングル、硬さはregularとしています)
グレード | AiR-01 | AiR-03 | AiR-SI お薦め | AiR-SX |
価格 | 44,000円 | 66,000円 | 88,000円 | 143,000円 |
総合評価 | 微妙 | 微妙 | コスパ良 | お金余力あれば |
商品リンク | amazonでみる | 実店舗のみ販売 | amazonでみる | 実店舗のみ販売 |
4つのグレードがあり、価格は44,000~143,000円と幅が大きいですね。ただし、安易に安いグレードを選んで睡眠の質が変わりませんでした、では悲しいです。きちんと睡眠に対して投資するのであれば、AiR-SI、あるいはAiR-SXを推奨します。では理由を説明していきます。
まず、商品グレードごとの構造や特徴を見ていきましょう。西川公式HPの情報にも詳しく記載がありますが、情報量が多く、グレード毎を比較しにくいので整理しました。下の表をご覧ください。
グレード | AiR-01 | AiR-03 | AiR-SI | AiR-SX |
凹凸数 | 1200 | 1200 | 1860 | 1680 |
特徴 | ー | 素材追加 凹凸部に1層プラス | 構造大幅変更 特殊立体クロススリット | 素材変更・構造追加 高質素材 サスペンションスリット |
体圧分散 | △ | △ | ◎ | ◎ |
反発力 | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
通気性 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
バージョンupの変遷としては下記の通りです。
- AiR-01→03 はマイナーチェンジ (素材追加)
- AiR-03→SI はフルモデルチェンジ(構造大幅変更)
- AiR-SI→SX はマイナーチェンジ(素材変更、構造追加)
特に、AiR03→SIの構造変更ではAiRの強みである「体圧分散(疲労回復や腰痛、肩こり改善に期待できる」の効果を一段と高める設計変更をしており、AiR-SIがメーカーとしても自信の1品とみられます。
また、通販でもAiR-03とSXは売っていない状況からも、下位モデルとしてAiR-01を。上位モデルとしてAiR-SIを主力の製品として考えているといえるでしょう。
ただし、一番重要なのは寝心地にどう影響するかです。作っている人がいくら工夫したところで、寝心地が変わらないのでは高いだけの代物になってしまいます。そこで、実際に私が寝て比べてみた結果を下記に示します(東急ハンズ新宿店さんにお邪魔しました。)。
グレード | AiR-01 | AiR-03 | AiR-SI | AiR-SX |
体圧分散 (浮遊感) | 普通のマットレスとの 差わからず | 普通のマットレスとの 差わからず | 独特の浮遊感あり | 独特の浮遊感あり |
寝返りしやすさ | 普通によい | 普通によい | 普通によい | 補助してもらって いる感覚 |
蒸れにくさ | 普通によい | 普通によい | 普通によい | 普通によい |
「AiR-01/03」と、「AiR-Si/SX」で寝心地に大きく差がありました。 下位グレードである AiR-01/03 は一番の特徴である浮遊感(体圧分散により、身体にかかる圧が少ない感覚)があまり感じられませんでした。感触としては、他のマットレスとあまり変わらないという感じ。
一方で、 上位グレードの AiR-Si/SX は浮遊感を感じ、寝るときのリラックスのしやすさ、腰痛、肩こりの改善効果を期待できそうな寝心地でした。なお、最上位グレードのAiR-SXは、SIよりもやや硬めというか高反発性で寝返りの時に補助されるような感覚があり、寝返りしやすいと感じました。
通気性については、どれも蒸れる感じはなく良いと感じました。ただ、グレード間での差はそれほどないかなという感触です。
以上の評価を踏まえ、最終的に上位グレードである「AiR-SI」を推奨します。お金に余力がある人は最上位のAiR-SXもよいと思います。ただ、最上位のAiR-SXは確かに寝心地は良いですが、値段差ほどの性能の違いを感じ取れませんでした。事実AiR-SXは店舗販売だけで、ごく一部のこだわったお客様だけに提供しているレベルです。メーカーとしてもコスパがよいとは思っていないようです。
また、下位グレードのAiR-01/03はお薦めしません。下位グレードでさえ、AiRは高いです。もしもAiR-SIまでお金を出せないという方は、ニトリなどのコスパが良いマットレスを選ぶべきかなと思います。
グレード | AiR-01 | AiR-03 | AiR-SI お薦め | AiR-SX |
価格 | 44,000円 | 66,000円 | 88,000円 | 143,000円 |
性能差 | 圧力分散不足 | 圧力分散不足 | 圧力分散良 | 圧力分散良 寝返りしやすさ良 |
総合評価 | 微妙 | 微妙 | コスパ良 | お金余力あれば |
商品リンク | amazonでみる | 実店舗のみ販売 | amazonでみる | 実店舗のみ販売 |
「マットレスタイプ」か「ベッドマットレスタイプ」
結論としては「マットレスタイプ」をお薦めします。
「マットレスタイプ」と「ベッドマットレスタイプ」の違いを下記にまとめました。マットレスの厚さが違い、使用方法に影響します。
※価格はAiR-SI シングル Regularで比較
タイプ | マットレスタイプ | ベッドマットレスタイプ |
価格 | 88,000円 | 132,000円 |
厚さ | 9cm | 14cm |
床直置き | 〇 | ー |
別のベッドマットレスに重ね置き | 〇 | ー |
ベッドフレーム直置き | × | 〇 |
ベッドフレームに直置きしたいという方のみが「ベッドマットレスタイプ」となります。ただ、「ベッドマットレスタイプ」は価格がだいぶ上がりますし、別のマットレスに重ね置きすることで価格を抑えた「マットレスタイプ」を選ぶことができます。
注意点として、別のマットレスに重ね置きする場合は「硬めのマットレス」を使ってください。柔らかいマットレスの上にAiRを敷くと、歪んで沈むためAiRの良さが失われます。
■補足
マットレスタイプの使い方「床直置き」「別のベッドマットレスに重ね置き」は下記の使い方です。
ベッドマットレスタイプの使い方「 ベッドフレーム直置き 」は下記の使い方です。
硬さ
「Regular(普通」と「Hard(硬め)」の2種類があります。体重が、身長ー80よりも重い場合に限りHardが推奨されています。こちらのページの下の方で身長体重を入力すると、推奨の硬さが出ます。
どちらも試しましたが、やはりHardの寝心地はエアウィーヴに近づく形で、やや硬さが気になりました。基本的には、Regularの方がおすすめです。また、Hardの方が2万円ほど値段が上がります。
サイズ
サイズは一般的なシングル、セミダブル、ダブルがそろっています。また、長身用につぎ足すグッズも公式ホームページでありましたので、必要な方は見てみてください。
AiRを最安値で購入する方法
結論はAmazonです。
下記に比較表を載せます。推奨商品のAiR-SI-regular-シングルタイプで見ています。
amazon | 西川公式HP | 楽天 | 実店舗 | |
価格 (税込) | 88,000円 | 88,000円 | 128,572円 | 88,000円 |
ポイント | 880円 | 800円 (西川HP使用限定) | 7,710円 (ポイント6倍時) | ー |
実質価格 (税込) | 87,120円 | 88,000円 | 120,862円 | 88,000 |
対象リンク | amazonを見る | 西川HPを見る | 楽天を見る | ー |
AiRは会社の看板商品ということもあって、残念ながら値引きをしていません。
購入の際はポイントが付くamazonからをお薦めします。サイズと硬さもここから選べます。
まとめ:西川AiRマットレス購入ガイド完全版|
西川AiRマットレスは品質に自信を持っているため、安売りはしていないためポイントが付くAmazonでの購入をお薦めします。
テレビCMなど大々的な広告を出さずに品質を強みに売り出しているため、今後も割引を期待するのは難しそうです。また、メーカーや販売店は価格を上げるという強気の姿勢 なので早めの購入が良いかもしれません。
楽天:2014年:82,080円 → 2021年:130,611円
Amazon:2019年:82,080 → 2021年:88,000円