- 自分で会社に取りに行く
- 会社の人に私物を処分してもらう
- 荷物を郵送してもらう
- 誰かに荷物を取りに行ってもらう
- 退職代行に依頼する
よほど大事なものがない限り、会社で処分してもらうのがおススメです。
休職期間は、思った以上に心休まりませんが、「将来を考える時間」は得ることができます。
色々考えた末、退職を選ぶ人も多いでしょう(私は休職→退職でした)。
いざ退職しようと思うと、「荷物をどうしよう問題」に行きつきます。
休職しているときは、考えないようにしていても、退職を決めると考えなければなりません。
私の体験談含め、休職から退職するとき、荷物をどのように対処したらいいか解説しますね。
休職のまま退職するとき私物回収の対応策5選
- 自分で会社に取りに行く
- 会社の人に私物を処分してもらう ←おススメ
- 荷物を郵送してもらう
- 誰かに荷物を取りに行ってもらう
- 退職代行に依頼する
選択肢は上記5個です。
それぞれメリット・デメリットを解説します。
自分で会社に取りに行く
自分で荷物を取りに行くのが、一番シンプルな方法です。
ただし、上司や同僚と直接話さなければならない可能性が高く、一番ストレスのかかる方法でもあります。
会社に行くと、嫌味を言われるだろうなという人も多いのかなと思います。
職場の人と会えない状況だからこその休職ですからね。個人的には、あまりおススメしない方法です。
会社が休みの日に回収に行ければ良いですが、誰かの立ち合いが必要なケースも多いでしょう。
会社の人に私物を処分してもらう
一番おススメの方法です。
休職から退職するにあたって、会社の人と顔をあわせたくない人も多いはず。
私は、職場の人に合す顔もなく、どうしても会いたくなくて、処分してもらいました。
ただ、会社の人に私物を見られてしまうのを嫌な人もいるかもしれません。
確かに、見られるのは少し嫌ですが、それでも顔を合わさないでいられる方が重要でした。
処分をさせられる会社の人には、申し訳ないですが。
でも、休職にするに至るまで、自分に我慢をさせてきたのですから。
少しくらい、最後はわがままを言ってもいいんじゃないかなと思います。
荷物を郵送してもらう
どうしても回収が必要なものがある人は、会社の人に郵送をお願いするのは選択肢です。
郵送での対応なら、会社の人と会わずに済みます。
ただし、会社の人への印象はイマイチ。
正直、辞めていく人のために荷物を、必要なものを郵送するのは、面倒臭いです。
また、多くの場合は、会社にある荷物をすべて郵送することになる(選別は凄く手間ですから)ので、送料も高くつきます。
なるべくなら、避けた方がいいかな、と思う選択肢です。
誰かに荷物を取りに行ってもらう
会社に仲の良い同僚がいる人には、おすすめの方法です。
キライな人の荷物整理なんて、嫌ですよね。
逆に、仲の良い同僚ならば、辛い思いをして休職・退職した人に、少しでも助けになりたいと思う人もいるはず。
会社の人にも合わず、でも、自分の荷物を回収できます。
退職代行に依頼する
会社に、荷物の回収を依頼するのも辛い。
退職を伝えること、事務処理のやり取りをすることが辛い人には、「退職代行」という選択肢があるのを知ってほしいです。
休職から退職するにあたり、会社とのやり取りが辛くて利用する人も多いです。
急性期の病棟で働いてたけど適応障害で休職→退職代行で辞めました!
— ゆうまる112回🔰 (@Wb6OuTaAx6rZI3Z) December 21, 2023
来月から施設で働く予定です!
10/3で休職期間満了の為、職場復帰叶わず、退職となりました。
— nao (@takeanaoki1) October 19, 2023
今回は退職代行サービス利用です。
退職代行ってどんな感じなの?
- 料金相場は2~3万円、弁護士は5~20万円
- 職場に一度も行かず済む
- 会社とのやり取りは全て退職代行が仲介
- 必要な書類の請求も、退職代行経由でお願いできる
当然、荷物をどうするかについても、退職代行経由で依頼できます。
会社の人と直接な接触なく、退職手続きを進められるのでストレスフリーです。
退職したいけれど、会社の人とはもう関わりたくない、というひとは、一度考えてみてください。
ただし、悪質な業者も多い(大手でも・・・)ので、利用を検討する人は、こちら記事を読んでください。
→退職代行で失敗しないための情報まとめ (←利用を検討する人は絶対読んで!)
退職代行を利用した人に書いていただいた体験談もあります。
【体験談】
退職代行の体験談(販売員)
退職代行の体験談(トラック運転手)
LINE相談は無料で出来ます↓
休職のまま退職するとき会社へ返却する備品はどうするか
私物の回収でなく、会社の備品の返却が必要な人もいるので、解説します。
休職中に退職する場合、会社へ返却する備品は主に以下の通り。
- PCやスマホなどの電子機器
- 社員証や鍵などの身分証明書
- 本やノートなどの資料
これらの備品は、会社によって返却方法が異なりますが、一般的には以下の3つの方法があります。
- 郵送で送る
- 自分で会社に返しに行く
- どこかで待ち合わせて同僚に渡す
基本的には、会社から返却方法について説明があるので、それに従いましょう。
郵送で送る
基本的には、郵送対応の会社が多いでしょう。
私も、社員証などの備品は全て郵送で送りました。
ただし、PCなどの情報機器は郵送NGの会社もあります。
また、郵送する場合、送料を自己負担とするか、会社負担とするか必要に応じて確認しましょう。
ちなみに私の場合は、返却する荷物は少なかったので郵便の切手程度で済みました。
情報機器を送る際のサービスもあるので、PCをどうしても郵送したい人は調べてみると良いですね。
自分で会社に返しに行く
どうしても郵送NGのモノがある場合は、自分で会社に返しに行くしかありません。
もし返しに行くのであれば、職場の人が少ない時間帯を狙いましょう。
どうしても自力では厳しい場合、家族に依頼するのもありです。
どこかで待ち合わせて同僚に渡す
会社に行くのがどうしても辛い場合は、どこかで待ち合わせて同僚に渡すのが良いでしょう。
休職するに至った直接の原因の人には会えなくとも、会って話せる人がいればそういった人に依頼しましょう。
社用車を返すのに、同僚と待ち合わせて返したというケースを聞いたことがあります。
休職して復職せずに退職した私の荷物 (実体験)
私は、休職して復職を考えましたがどうしても無理で。
休職のまま退職しているので、私の体験談をお伝えします。
あんまり思い出したくない黒歴史です。
休職し始めるときの荷物
私の場合、休職のスタートは思った以上に早くて、逆に困りました。
ざっくりのスケジュールは以下。
- 精神的に無理だと判断し、心療内科を予約(初診日は3週間後)
- 心療内科を受診(その日に診断書を発行)
- 心療内科受診の翌日に上司に休職希望を伝える
- 休職を伝えた当日から休職スタート
休職希望を出してから、1週間くらいは業務引継ぎをするつもりでいました。
でも、休職希望を伝えたところ、その日から休職スタートに。
会社としては、診断書が出ている人を働かせ続けることは、出来ない、という判断でした。
そのため、貴重品などの必須のモノは当日に持って帰りましたが、ロッカーや机の荷物はそのままに休職することとなりました。
もし退職になったら荷物はどうしようかと、そのとき気になっていました。
休職のまま退職したときの荷物
退職のとき荷物はどうしようかなぁとずっと頭の片隅にありつつ、休職中はなるべく考えないようにしていました。
ですが、いよいよ退職することになり。
私は、休職から退職するときは、人事の人とのメールのやり取りで退職手続きを進めました。
結論としては、会社にある荷物は全て処分いただくことをお願いしました。
回収したい荷物も一部ありましたが、必須のものではなかったので処分を依頼。
郵送は会社の人にとって手間ですし、自分で取りに行く気力もありませんでした。
ただ気になったというか、本当に申し訳ないなと言うのが。
正直、私は荷物の整理整頓が苦手で、ロッカーや机の中、キャビネットの中は散らかっていました。
お菓子の袋も入っていたり、本来廃棄しておくべき書類もたくさんあったり。
あと、大掃除のときに廃棄に困って、上司からもいったん預かっててよと言われた物品も机の中に忍ばせていました。
会社の人に処分を依頼したものの、処分を進めた人は「うわぁ、こんなものがあるんだけど・・・」と言うのがたくさんあったと思います。
正直、処分いただいた人達には、合わす顔がありません。
この場を借りて、謝罪します。申し訳ありませんでした。
そして、処分いただきありがとうございました。
私が休職に至った理由は色々ありますが、一番主要の部分は、1個前の部署のパワハラ先輩。
最後の部署の人の多くの人に対しては、感謝の気持ちが多いのです。
それにも関わらず、無礼な形での退職とさせていただき、申し訳ありません。
でも、そのおかげで、今、自分の人生を歩き直せているともいえ、感謝しています。
休職のまま退職するときの荷物の引き取りでの注意点
- 傷病手当金受給予定の人は、退職日は会社に行ってはいけない
- 郵送してもらう場合、着払いの可能性が高い
傷病手当金を受け取る予定のない人は、読み飛ばしてください。
傷病手当金ってなに?と言う人は、「傷病手当金の解説記事」を参照してください。
国の給付金制度は、知らないと貰えないのものばかり。
知らないと損するので気を付けてください。
傷病手当金受給予定の人は、退職日は会社に行ってはいけない
退職日に出社すると、傷病手当金受給の条件から外れてしまう。
傷病手当金は、病気やけがで働けなくなった場合に支給されるものですが、退職日に会社に行くことは「働ける状態である」とみなされる可能性があります。
そのため、退職日は会社に行かずに、郵送や代理人などで荷物を引き取るようにしましょう。
中には、嫌がらせを目的として退職日に出社させ、傷病手当金を受給できなくする鬼畜のような会社があると聞きます。
世の中、頭のオカシナ人もいるんです。知識を付けて、自衛しましょう。
郵送してもらう場合、着払いの可能性が高い
荷物を郵送する場合、会社屋上司の対応次第ですが、着払いの可能性が高いと考えてください。
荷物を郵送してもらうときは、関係するすべてのモノを段ボール箱に入れられることが多く、送料も高めになりやすいです。
郵送してもらって手前、文句を言うこともできませんので、心の準備だけはしておくと良いです。
よくあるFAQ
- 休職中のロッカーはどうしたらいい?
-
休職中のロッカーは、基本的にはそのままにしておいても問題ありません。
ただし、食べ物や生もの、あるいは未洗濯の制服など、悪くなるものは必ず移動させておきましょう。
休職が長引いた場合、ロッカーから異臭がする可能性も出てきます。
また、会社から指示があった場合や、ロッカーの使用期限がある場合は、それに従ってください。
- 休職するとき私物の整理・片付けはどうする?
-
休職するときは、必要なものを出来る限り持ち帰ることが望ましいです。
復職する場合は問題ありませんが、退職時は荷物・私物をどうするか必ず悩みます。
退職するときになって、必要なものを取りに行くのは相当なストレス。
また、可能であればPC等の情報機器は休職前に会社に置いておくのが良いでしょう。
- 休職してから職場に荷物を取りに行きたくなったらどうする?
-
休職してから職場に荷物を取りに行きたくなったら、事前に会社や上司に連絡して許可を得る必要があります。
休職中は勤務時間外とみなされるため、勝手に職場に入ることはできません。
また、会社や上司から許可が得られない場合や、で出社制限がある場合もあります。
その場合は、荷物を送ってもらうか、退職後に引き取るかするしかありません。
- 休職したまま退職してもいいですか?
-
休職したまま退職することは可能です。
実際、私は休職したまま退職する流れとなりました。
ただし、退職を前提とした休職はNGであることは知っておきましょう。
休職は、復職することを前提とした制度だからです。
ねこまる復職の可能性は低いが、落ち着いた状況でしっかり考えたい。という休職はアリです。
- 休職のまま退職したい場合の伝え方は?
-
以下の情報を伝えると良いと思います。
- 復職を検討したが無理だったこと
- 退職を決めたコト
- 現状の心身の状態
- 休職中にすべきことは何ですか?
-
休職中は、とにもかくにも、休む練習をしましょう。
休職する人の多くは、休むコトに罪悪感をもったり、休職している自分、頑張れない自分を責めがちです。
そもそも、休むスキルがなくなっています。
まずは、休む練習をしてください。
メンタルが落ち着いて来たら、今後、どんな風に生きていきたいか、働いていきたいか考えていくとよいです。
私はメンタルを病んで、収入やら、いままで積み上げてきたキャリアを捨てることになりました。
でも今は、仕事のストレスを抑えた職場を選んで(収入は激減してますが)、プライベートとのバランスを取り、前よりも自分の人生を歩けています。
ねこまる第二の人生をスタートするきっかけになります。
辞めた後の就職活動こそ、自分に向き合った就職活動になるはずです。
まとめ
- 自分で会社に取りに行く
- 会社の人に私物を処分してもらう
- 荷物を郵送してもらう
- 誰かに荷物を取りに行ってもらう
- 退職代行に依頼する
よほど大事なものがない限り、会社で処分してもらうのがおススメです。
どうしても精神的にしんどい場合は、退職代行も考えてみましょう。
会社の人と直接な接触なく、退職手続きを進められるのでストレスフリーです。
退職したいけれど、会社の人とはもう関わりたくない、というひとは、一度考えてみてください。
ただし、悪質な業者も多い(大手でも・・・)ので、利用を検討する人は、こちら記事を読んでください。
→退職代行で失敗しないための情報まとめ (←利用を検討する人は絶対読んで!)
退職代行を利用した人に書いていただいた体験談もあります。
【体験談】
退職代行の体験談(販売員)
退職代行の体験談(トラック運転手)
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