- 退職がおススメ(私は休職したけど後悔してます)。
- 今の会社で「働き方を大きく変えられる場合」に限り、休職をおススメ。
- 退職して「社会保険給付金」を受け取りながら、働きやすい環境を探すのが最適解。
退職か休職か、人によって意見が異なるかもしれません。
ご意見あれば、記事下にコメントいただけると嬉しいです。
日本の給付金は手厚いのに申請しないともらえない制度ばかり。
さらっと目を通しておきましょう
→退職・休職前に前に知るべき給付金(私の姉妹サイトに移ります)
休職・退職の大まかな比較表です。
項目 | 退職 | 休職 |
---|---|---|
今の会社に復職できるか | 不可 | 可能 |
心的負担 | 会社との関係を断てる | 会社との連絡が辛い |
収入 | 社会保険給付金 | 社会保険給付金 (or会社補償) |
「今の会社での復職」が一つの判断ポイントになります。
記事では、休職・退職の「メリット・デメリット」を比較します。
そして、私の経験談や、一緒に頑張ってきたX(旧Twitter)のみんなの経験をもとに解説。
わたし実は、休職→退職→主夫を経て、現在別の会社で再就職して頑張っているところです。
記事を読めば「休職・退職どちらを選ぶか」だけでなく「復帰までのイメージ」も出来ますよ。
休職・退職考えるということは、今かなり心が弱っているのだと思います。
でも大丈夫です、何とかなります。
一つ一つ進めていきましょう。
文章を読むのもしんどいですよね。
かみ砕いて解説します。
この記事は、メンタルがボロボロで休養を取ることを前提に書いています。
「すぐ転職したい」という方はこちらの記事を参照ください。
→仕事がつらい人へ【状況を変える現実的な方法】
休職のメリット・デメリット
休職・退職のメリット・デメリットを順番に紹介しますね。
私自身は、休職を選んでいます。(が、後悔してます。。。)
実際に選んだからこそ分かることもあるので、参考にしてください。
まずはメリットを解説します。
休職のメリット
- 今の会社で復職できる
- 落ち着いてから判断できる
- 金銭的に有利な場合がある
それぞれ解説します。
今の会社で復職できる
休職を選ぶ一番のメリットです。
転職で収入が上がる人もいますが、能力や業界によります。
ちなみに私は再就職で収入は大幅down。
日本は勤務年数が長いほど、給与は上がる方向にありますからね。
落ち着いてから判断できる
この記事を読んでいるあなたは心身限界だと思います。
将来のことを色々考える余裕もないかもしれません。
落ち着いた状態で今後どうするか考えるのもアリです。
金銭的に有利な場合がある
私は大手企業だったため、休職開始3か月は給料100%補償でした。
ただし、補償がない企業がほとんどかと思います。
いちど、自分の会社の制度を調べてみましょう。
ちなみに、会社の制度を調べるは意外と大変でした。
調べ方の小技を記した記事もあるので良ければどうぞ。
→社内制度の調べ方
休職のデメリット
- メンタル疾患を社内に公開
- 会社との関係性悪化
- 会社との連絡が辛い
- 収入がない or 減額
- 転職活動はグレー
それぞれ解説します。
メンタル疾患を社内に公開
また、職場内にメンタル疾患の事実は広まります。
私の上司は、メンタル疾患のことを社内に伝わらないように配慮してくれました。
ところが、どうしてもわかってしまうようです。
数週間くらいしたところで、同僚や他部署の人から心配したメールが届きました。
本当は、会社の誰とも連絡を取りたくなかったですね。
会社との関係が悪くなる場合がある
いまだに、メンタル疾患を「気持ちの問題」と思っている人も多いです。
特に「気合で全部解決する論」を持っている職場には要注意。
「メンタル疾患に理解がない職場」だからこそ、メンタルを病むとも言えますね。
休職中も会社とのやり取りがある
月に一回以上、状況報告のため上司から電話連絡があります。
事務連絡などもあり、実際の頻度はもっと多かったです。
会社とのやり取りで、かなりメンタルを削られて心の回復が遅くなりました。
心療内科の先生に聞いてみると「どの人も会社からの連絡はツライ」と言っているようです。
休職は、想像以上に心休まらない。
収入がない or 減額
ただ、補償がない人に対して「社会保険給付金(傷病手当金)」があり給与の2/3を最大1年6か月もらえます。
受給には条件もあるので、一読しておいてください。
→退職・休職前に前に知るべき給付金
休職中の転職活動はグレー
法律的には休職中の転職活動を規制していません。
労働者の職業選択の自由は憲法で定められており、休職中も例外ではありません。よって、休職中に転職活動をした者が罰せられるような法律はありません。
引用元:theport.jp
ただし休職とは、復職を前提とした制度。
就業規則で休職中の転職活動を禁止している会社もあります。
休職中に転職活動をしていたことが発覚すれば、処分を受けることもあるのです。
引用元:theport.jp
休職中にリスクを背負わない方がいいです。
そもそも、休職中に転職活動をする気力は無かったですね。
続いては「退職」について考えていきましょう。
退職のメリット・デメリット
それぞれ解説します。
退職のメリット
- メンタル疾患の事実を、会社に知らせず済む
- 会社に遺恨を残しにくい
- 会社との接点を断てる
それぞれ解説します。
メンタル疾患の事実を、会社に知らせず済む
メンタル疾患を知らせる必要がありません。
人によっては気にならないコトかも?
でも私は気になってました。プライドが高いからかな。
ちなみに「メンタル疾患→休職して傷病手当をもらう」と考えている方が多いかと思いますが、退職後に、傷病手当を申請して受給することも可能です。
この場合、傷病手当の書類には病名は開示されませんし、郵送で会社に送ることが可能です。
会社に遺恨を残しにくい
メンタル疾患に対する理解がない職場では、メンタル疾患を伝えること自体大きなストレス。
場合によっては、トラブルの原因になります。
診断書を出しても、休職させない職場もあります。
退職の方が穏便に離れられる可能性が高い。
会社との接点を断てる
私は休職を選択しましたが、会社からの連絡はストレスでメンタルが削られました。
退職後は、会社と連絡を取らずに済むので心がスッキリ。
項目 | 退職 | 休職 |
---|---|---|
ストレスレベル | 低 (会社との関係を断てる) | 高 (会社との連絡が辛い) |
休職のとき、退職のときで、ストレスレベルが驚くほど違う。
ちなみにですが、自力で退職する気力がない場合には【退職代行】という手段もあります。
- 料金相場は2~3万円、弁護士は5~20万円
- 即日から職場に行かず済む
- 会社とのやり取りは全て退職代行が仲介
- 有給休暇は全消化
退職代行は、自力で辞めるのが難しい人を救うサービスだと思っています。
ただし、悪質な業者も多い(大手でも・・・)ので、利用を検討する人は、こちら記事を読んでください。
→退職代行で失敗しないための情報まとめ (←利用を検討する人は絶対読んで!)
退職代行を利用した人に書いていただいた体験談もあります。
【体験談】
退職代行の体験談(販売員)
退職代行の体験談(トラック運転手)
LINE相談は無料で出来ます↓
退職のデメリット
- 復職できない
- 給与がなくなる
それぞれ解説します。
復職できない
復職する可能性があるか否か、十分考える必要があります。
金銭面では、復職が一番良いですからね。
私も、奥さんからずっと復職を勧められていました。
正直言って、全然復職できる気はしませんでした・・・。
給与がなくなる
ただ、「社会保険給付金(傷病手当金)」を申請すれば給与の2/3を最大1年6か月もらうことができます。
詳しくは【社会保険給付金を簡単解説】を参照ください。
ここまで、休職・退職のメリット・デメリットを解説してきました。
まとめたものが以下の表。
項目 | 退職 | 休職 |
---|---|---|
今の会社に復職できるか | 不可 | 可能 |
心的負担 | 会社との関係を断てる | 会社との連絡が辛い |
収入 | 社会保険給付金 | 社会保険給付金 (or会社補償) |
そこで、復職のメリット・デメリットを解説します。
今の会社に復職するメリット・デメリット
それぞれ解説します。
今の会社に復職するメリット
- 収入を維持できる
- 慣れた環境で働ける
それぞれ解説します。
収入を維持できる
もちろん、転職給料がアップするケースもあります。
でもそれは、人の能力や、業界によります。
転職したら、給与もストレスも良くなるなら、いま病んでないよ。
「転職すると給料が下がる可能性が高い」のが現実だと思います。
収入面では、今の会社に復職するのが一番良い。
慣れた環境で働ける
ただ、一長一短で。
同じ環境だと、また同じストレスがかかる可能性が高い。
また、部署を異動した場合も、仕事の種類・人が変わってストレスを感じる人も多いでしょう。
今の会社に復職するデメリット
- ストレス原因を取り除けないことが多い
- 復帰したあと気まずい
それぞれ解説します。
ストレスの原因を取り除けないことが多い
休職・退職の原因は、例えば下記があります。
- 人間関係
- 仕事量
- 残業・給与
- 責任の重さ
同じ会社で大きく変えること、出来ると思いますか?
ちなみに私は、体育会系上司×2人による圧力と、ちょうど昇格して責任と仕事の範囲が広がったことで、メンタルが壊れました。
会社の社風で社員の雰囲気も決まってきますし、同じ会社にいると年次とともに責任が増える。
同じ職場で復帰した場合、ストレスの原因を取り除くのは難しいでしょう。
異動したとしても高圧的な人はいるだろうし、根本解決は難しいかなと思います。
ときどき、心身が回復したから同じ職場に復帰する人がいます。
でも、再度メンタルダウン。
再度メンタルダウンして当然なんです。
心身が回復したといっても、前の自分より打たれ弱くなっています。
復帰後、前と同じように仕事をさせたら病むに決まっているじゃないですか。
復職チャレンジしている人の精神力は、本当にすごいと思います。
読んでいる人の意見もいただきたいので、記事にコメントを残してくれると嬉しいです。
じゃあ、どうするの??
今わたしは、仕事のダウンシフト+副業(ブログ)を実践中です。
復帰したあと気まずい
復帰後は同僚に気を遣われて、どうしても気まずくなってしまいます。
周りの人も、どう接していいか悩んでいる部分もありますね。
休職後の復職って実際どうなの?
X(旧twitter)でも多くの復職事例を見てきましたが、再度メンタルダウンするケースがかなり多かった。
原因は、うつ病の再発率の高さにあります。
うつ病は、改善しても約60%が再発すると言われている(参考情報:厚生労働省-コラム)
「心身の回復」と「ストレスを受けにくい環境」の準備が大切です。
あとは、メンタルがどれほどダメージを受けているか次第。
実は軽症だよ、というのなら復職もアリかも。
記事をここまで読んでいる人は、心の傷は深いかと思います。
休職を選んだ私の経験談
- 休職を選んだ経緯
- 休職ってぶっちゃけどうなの
- 会社を休むことを決断できたキッカケ
それぞれ解説します。
休職を選んだ経緯
私の思いとしては退職を希望していました。
退職を選べなかったのは、奥さんが休職を強く希望していたためです。
家族がいる場合、自分ひとりの希望だけは決められません。
奥さんが休職を勧めた理由は「金銭面」。
私の会社は、休職中の会社からの補償が手厚かったことも影響しました。
「支給金額が最も多くなる方法を選択すべし!」
「元気になって、今の会社で稼ぎ続けられた方が家計は安泰!」
こうした経緯があり、休職を選択しました。
休職ってぶっちゃけどうなの
実際に休職してみて会社とのコンタクトがとてもつらかったです。
過去の私のツイートをご紹介します。
上司への休職状況報告から、気持ちが低空飛行中😔睡眠リズムも改善傾向だったのが、元のいまいち状態に😔三夜連続で会社の夢みたし😔うむむ。
— ねこまる|HSPブログ|主夫してる (@ponkotsusarali) August 13, 2021
上司の上司から急に電話連絡があった。様子を聞こうということで、体調とか、復帰をどう進めるかとかとかとか。しかも終わりにまた連絡すると。
— ねこまる|HSPブログ|主夫してる (@ponkotsusarali) August 17, 2021
休職理由の大半は上司と、上司の上司にあるのに、平均1~2週間に1回電話連絡しているんだが。窓口変更や電話じゃなくメール相談への変更を頼んでもだめだし
思っていた以上に、休職中に会社と連絡を取るのは辛いんですよね。
休職した他の人に話を聞いても、休職中は心休まらなかったという声を聞きます。
休職中も、ずっと辞めたいなと思っていました。
会社を休むことを決断できたキッカケ
休職・退職どちらを選ぶにしても、仕事から離れる決断はとても大変でした。
今までの人生、ずっと一本道で歩いてきました。
大きな何かにつまずいて、やっていたことを辞めたりした経験がほとんどない。
会社を辞める・休むという決断自体、怖くてできませんでした。
「今の環境で何年も働き続けることは不可能」と自覚しても、決断できない。
このまま、「心身が壊れて会社に行けなくなればいいな」。
「どこまで我慢すれば壊れるのかな?」とずっと考えていました。
休職する・退職するって、本当に決断が大変です。
なんですかね、未知への恐怖?自分のプライド?いまだにハッキリしていません。
でも、一つのキッカケが「心療内科」の受診。
受診するのも、勇気が要りましたが(笑)
医師からの「中度の適応障害です。お休みしましょう。」とのコメント。
【お休みしましょう】、この一言で、「あぁ、自分は休んでいいんだ」って思えました。
きっと、誰かに「休んでいいよ」って言ってほしかったんだと思います。
心療内科に行くべきか悩んでいる人は、関連記事【どこまでメンタルがやばくなったら、心療内科に行くべき?】を読んでみてください。
他のみんなは休職・退職どっちを選んでる?
実際のところ、みんなはどうしているのかな?と思い、X(旧twitter)でアンケートを取ってみました。
結果は下記の通りです。
- 今の会社への復職より、転職を選んでいる人が多い
- どちらを選んでも、再度ダウンする人が多い
アンケートから私が解釈したメッセージは「どういう環境に復帰するかが重要」ということ。
他にも、厚生労働省が出しているメンタルヘルスに関する調査を紹介します。
「メンタルヘルス、私傷病などの治療と職業生活の両立に関するヒアリング調査」のデータを解析すると、約40%の人が3年以内に退職という結果。
参照元:メンタルヘルス、私傷病などの治療と職業生活の両立に関するヒアリング調査
メンタル疾患になってから、同じ職場で働き続けるのは難しいことが分かります。
休職・退職に向けてやるべきこと
- 退職する(社会保険給付金を受け取らない)ケース
- 退職する(社会保険給付金を受け取る)ケース
- 休職するケース
休職・退職どちらにするか決めたあと、やるべきことの手順です。
退職する(社会保険給付金を受け取らない)ケース
社会保険給付金(傷病手当金)を受け取らない場合は、とにかく退職するのみです。
以下の条件に当てはまる人は、退職代行を検討するのもありです。
- 精神的にしんどくて退職を言えない
- 上司が高圧的
- 自力で有給消化できない
- とにかく辛い
退職代行を利用すれば、即日から職場に行かず済みますし、有給も全消化です。
以下、退職代行を利用した人に書いていただいた体験談の抜粋です。
利用してよかったと心から思います。
もう限界!ってなった時の、最終手段として。そして費用は、会社への手切れ金と思えば、利用する価値は大いにあると思います。
引用元:退職代行で失敗しないための情報サイト-利用者体験談-
退職代行は出来ることなら使用せず、会社側と上手く話が纏まって辞めるに越したことはないです。
でも、半ば無理やり心を壊してまでやるくらいなら、退職代行をすぐに使うべきです!
人にとって最も大切なのは自分です。
会社の為に自分を犠牲にする必要はありません!
引用元:退職代行で失敗しないための情報サイト-利用者体験談-
退職代行なんて胡散臭いとずっと思ってましたが、いざ自分が消えてしまいたいと思うほど仕事の事で悩んで自暴自棄になりかけていた時、森山さんからメッセージを頂き、正直ダメ元でお願いしてみました。(中略)
あっさり辞める事ができて、本当に感謝しています。
引用元:退職代行で失敗しないための情報サイト-利用者体験談-
職場でパワハラをされたのは初めての体験でした。
日常生活に支障をきたしており、そんな中、このようなサービスに出会えて本当に救われました。
感謝しかないです。
また、代行業者さんを利用したことで、パートという弱い立場ですが第三者に パワハラがあったという事実を伝えたという意思表示になったと思ってます。
引用元:退職代行で失敗しないための情報サイト-利用者体験談-
ただし、悪質な業者も多い(大手でも・・・)ので、利用を検討する人は、こちら記事を読んでください。
→退職代行で失敗しないための情報まとめ (←利用を検討する人は絶対読んで!)
数十社調査していますが、おススメできるのは3~5社程度しかありません(それ以外は、私の知り合いには、利用してほしくないと感じてます。)
もし利用するなら退職代行ガーディアン(24,800円)がいいです
退職代行 | 退職代行モームリ | 退職代行ガーディアン | 弁護士法人みやび |
---|---|---|---|
運営元 | 労働組合 | 労働組合 | 弁護士 |
実績・信頼性 | 2022年設立 | 法適合 | 2009年設立弁護士法人 |
料金 | 22,000円 | 24,800円 | +オプション | 55,000円
評価結果 | 経験値に懸念あり | 基本はここが推奨 | 弁護士は過剰スペック |
→退職代行ガーディアンの公式HPはこちら
LINE相談は無料で出来ます↓
退職する(社会保険給付金を受け取る)ケース
会社に休職したいことを伝えるには、第三者(医者)の判断が必要。
心療内科は予約が数週間先になることもあるので、早めに予約しましょう。
「素人×経験者の視点からみた心療内科受診の目安記事」も参考にしてみてください。
あと、もしも心療内科の受診日まで心身が持たないという人は「オンライン心療内科」も選択肢になります。
オンライン心療内科は、まだ認知度が低いため予約が取りやすいです。
翌日受診OKのところも多い!
ただし、私の周りで利用した人は数人しかおらず、情報は少ないです。
でも、どの人も診断書は出してもらえたし、「悪くはなかった」と聞きます。
もし行った人がいれば、どんなだったか記事下にコメントを頂けると嬉しいです。
傷病手当金は分かりにくいので、よく調べておく必要があります。
分からないコトは、健康保険協会に電話して問い合わせると良いですよ。
もしも、メンタルがボロボロで調べるのも面倒で諦めたい人。
諦めるくらいなら、サポート会社に依頼するもの選択肢です。
調べるを諦めて、後日後悔した人がいました。
サポート会社を知りたい人は「社会保険給付金サポート会社の調査記事」を参照ください。
※基本は自力での申請をおススメします。
利用するのは、「調べるくらいなら諦めよう」と思ってる人だけにしましょう。
心療内科の受診ってどんな感じなんだろう?と不安に思う人は「私の心療内科体験談」を読んでみてください。
あと、心療内科に行くときは自分の状態をメモしたものを持参すると良いです。
参考情報:心療内科受診の際の私のメモ
この記事で説明しきれないので、別記事「退職・休職前に前に知るべき給付金」を参照してください。
公式な情報は、健康保険組合のHPを参照してください。
ブログ記事で概要を掴んで、健康保険協会のHP・電話問い合わせで情報を補完すれば完璧!
会社に迷惑を掛けないためにはどのタイミングで退職を伝えるか悩む人はこちらを読んでください。
→退職を伝えるベストなタイミングとは?
ちなみにですが、傷病手当金を受け取る場合も退職代行を利用できます。
LINE相談は無料で出来ます↓
休職するケース
休職するには、第三者(医者)の判断が必要です。
心療内科は予約が数週間先になることもあるので、早めに予約しておきましょう
もしも心療内科の予約が取れなくて困っている人は「オンライン心療内科」も選択肢になります。
オンライン心療内科は、まだ認知度が低いため予約が取りやすいです。
翌日受診OKのところも多い!
ただし、私の周りで利用した人は数人しかおらず、情報は少ないです。
でも、どの人も診断書は出してもらえたし、「悪くはなかった」と聞きます。
休職経験者に聞くのが手っ取り早いです。
私が休職の社内制度を調べたとき記事も参考にして下さい。
社内で補償がない場合、社会保険給付金(傷病手当金)の申請を検討する。
→会社を辞める前に知るべき給付金の話-日本人の47%しか知らない制度-
休職のまま退職した私の経験談
- 休職のまま退職する伝え方
- 休職から退職後の傷病手当金の受給について
- 休職のまま退職、そして転職しました
いま休職している人、これから休職・退職する人の参考になれば嬉しいです。
休職のまま退職する伝え方
本当は、電話あるいは出社して伝えるべきなのだと思います。
でも、どうしてもそれが辛くて。
人事の人に、自分の状況を伝えたうえで退職を連絡しました。
1年以上の休職期間がありましたが、それでも会社や上司を思うと胸が苦しくなりました。
転職した今も、思い出すだけで精神的にしんどいです。
人事の人は休職経験者だったこともあり、いつも私の気持ちを汲んだ対応をしてくれました。
退職を伝えた際は「無理がなければ電話でやり取りしたいが、無理だろうか?」と言っていました。
退職者には電話で意志確認をする業務ルールがあったのかもしれません。
もしかしたら人事の人の評価に関わる部分だったのかもと、少し後悔する気持ちもあります。
でも、自分を優先しました。
対面や電話で退職を伝えないことに賛否はあると思います。
でも、自分を大事にしてもいいのかなと考えられるようになりました。
なお、休職から退職する際に、退職代行を利用する人も多いです。
休職からの退職
— たまごちゃん🐣 (@tamago7_chan) August 17, 2023
結構います。
退職代行もいました。
早くからにすると
結局こうなるのでは?と思っちゃいます😅
LINE相談は無料で出来ます↓
休職から退職後の傷病手当金の受給について
なぜだか、「傷病手当金≒休職中だけ貰える制度」と勘違いしている人がいます。
傷病手当金は、退職後からでも受給できますし、休職から退職したとき継続してもらい続けられます。
ちなみに私は、休職中の傷病手当の関連書類は、会社と提携していた社労士事務所が窓口になっていました。
退職したとき、退職関連の書類を提出したくらいで、特に大変な事務手続きはありませんでした。
休職のまま退職、そして転職しました
休職して、そのまま退職。
その後は1年以上にわたり主夫生活を続け、このたび再就職しました。
業務内容は、IT系の会社でのヘルプデスク。
全くの異業種ですし、給与はめちゃくちゃ下がりました。
副業も頑張っていますが、奥さんが仕事を辞めている(色々と事情があって)こともあり、貯金を溶かしながらの生活になってます。
お金の不安は、正直大きいです。
それでも、心のゆとりは出来ました。
ヘルプデスクの仕事は、残業もありません。
人との関わりもそこまで多くない。
部署全体も、体育会系といった雰囲気はなく和やかです。
ヘルプデスクという仕事柄、穏やかな人が多いのかなという印象。
給与を諦めれば、穏やかな職場はあるんだなと実感してます。
いろいろ不安はあるけれど、前職に比べたら、自分の人生を歩いている実感があります。
休職・退職後の進み方について:私のおススメ。
私は、社会保険給付金(傷病手当金)を活用し働き方を変える準備をする。
そして、生きやすい働き方(仕事のダウンシフト+副業)にチャレンジしていくことをおすすめします。
私はどんな働き方がいいか悩んで、上の記事を考えて。それを実践してます。
うつ病で休職・退職はずるいと悩んでいる人に伝えたいこと
皆さんは、自分に厳しすぎます。
私もそうでした。
他人が同じことをするときは、いいよって言えるのに。
自分のことになると急に厳しくなってしまう。
正直、「自分が損をする選択をしたり、自分が苦労している方が安心する」という気持ちもあります。
でも、今はそれをやっていい精神状態ではありません。
うつ病で休職・退職はずるいのかな?そんな疑問を抱く人は、ずるくありません。
本当にずるい人は、ずるいかどうか悩むコトは無いからです。
他人に向ける優しさを、たまには自分に向けてください。
- メンタル疾患を社内に公開
- 会社との関係性悪化
- 会社との連絡が辛い
- 収入がない or 減額
- 転職活動はグレー
よくある質問
- 休職してから退職するメリットは?
-
退職するか判断するまでの時間的余裕を得ることができます。
退職という判断は、正直怖い。
それを、落ち着いた状態で考えられることがメリットです。
- 休職してから退職するデメリットは?
-
休職は、想像以上に精神的負担が大きいので、心身の回復が遅れます。
精神的負担の原因は「会社からの連絡」です。
職場によっては、休職中の仕事の問い合わせが来ることもあります。
また、復職はいつなのか、いまの調子はどうなんだ。
上司から定期的に連絡が来るため、精神的にしんどいことがデメリットです。
- 休職してそのまま辞めてもいいですか?
-
休職して、そのまま退職しても大丈夫です。
私は、休職してからそのまま辞めました。
- 退職するつもりで休職してもいい?
-
ダメです。
休職は、復職を前提とした制度です。
復職の可能性がない人は休職してはなりません。
ただし、復職の可能性はとても低いけれど、落ち着いた状況で判断したい、というのはOKです。
復職か退職か悩むことは、当然のこと。
- 休職したまま退職するにはどうすればいいですか?
-
人事や上司に、退職の意志を伝えましょう。
特に診断書は必要ありません。
退職は、労働者に認められた権利だからです。
- 休職のまま退職するとき荷物はどうしたらいい?
-
職場に取りに行ってもいいですし、職場の人に郵送あるいは破棄してもらうこともできます。
ちなみに私は、必要なものは休職のとき持ち帰りました。
大変申し訳なかったのですが、退職時にその他のものは廃棄いただきました。
- 休職中の社員を退職に追い込むことはできる?
-
休職中の人に退職を勧めることは可能です。
そもそも、休職は会社の義務ではありません。
精神的に働けない状態の社員がいた場合、休職させずに退職させることも可能となります。
中には、休職制度がないため、退職せざるを得なかったケースも聞きます。
まとめ:休職か退職かどっちを選ぶべき?
- 退職がおススメ(私は休職したけど後悔してます)。
- 今の会社で「働き方を大きく変えられる場合」に限り、休職をおススメ。
- 退職して「社会保険給付金」を受け取りながら、働きやすい環境を探すのが最適解。
休職するか、退職するか、とても難しい問題だと思います。
メリット・デメリット両方ありますし、人によって状況も違います。
一つお伝えしたいのは、以下のコト。
すべて100点満点の選択肢は、目の前にありません。
何かを得て、何かを捨てる決断が必要。
考えて、考えて。最後は、えいやっと決断するしかないんです。
どちらが正解か分かりません。
でもなにより、選んだら、その選んだ道を正解にできるように精一杯頑張るだけ。
大丈夫です、十分悩んで決めた答えなら、それは正解にできます。
私はそう信じて、今も前に進んでます。
メンタル疾患、休職、退職。ネガティブな言葉かもしれませんが、私はポジティブな面もあると考えています。
今の社会は、家族やプライベートを削って、辛い仕事に人生のほとんどを捧げるのがスタンダードになっていますよね。私もそれが当たり前の世界にいましたが、メンタル疾患を経て、いろいろ調べました。
そして、会社に人生を捧げない、他の生き方もあるのだと気づきました。
もちろん、収入が減るリスクは大きいですけどね。
これをきっかけに、お金と、自分の気持ちと、バランスを取ってあげるのがよいのではないかと考えています。今までは、自分の気持ちをないがしろにして、お金を稼ぐことに重きを置きすぎていたのではないでしょうか?
私はもう少し自分の気持ちに寄り添って、生き方を考える、よい機会になると前向きにとらえています。
「退職代行の実態」を示したブログに出来ていると思います。
ネット記事の多くは、退職代行に忖度しているので気を付けてほしいです↓